原付きバイクにF.B.Sやバイクセンターの買取チラシが貼られていたら

ある日突然、自分の原付きバイクに買取チラシが貼られていたら、あなたはどうしますか?

勝手にチラシを貼られた腹立たしさや、そもそも人の敷地に知らない人が入って来てたこと自体に不安を感じますよね。

あなたがこの記事を今見ているということは、「このチラシに書いている業者は大丈夫なのか?」「どんな業者なの?」「この査定金額ってホント?」とかを知りたいんだと勝手に思っています。

今回の記事では、そんな方のために、このイマイチよくわからない会社の買取チラシについて、じっくりまとめてみました。

買取チラシの内容は信じてないで

マンションやアパートの駐輪場に止めている方であれば、他のバイクにもそのチラシが付いているはずです。ホント手当たり次第なので。

そのチラシにはマジックで書かれた査定額と担当番号の記載があるはずです。

まずあなたに疑問に思ってほしいでのですが、エンジンも掛けていなければ、メットインも開けていない状態で査定金額を出されても、さすがに、その査定額は信じられないですよね。

しっかりとした査定を受けたわけでもないのにどうして査定額が分かるの?と思いませんか。

当然、このマジックで書かれた査定額は、車種だけで判断した超大まかな査定額なんです。

なので、この査定額には気にしなくて大丈夫。

そもそも勝手に人の敷地に侵入し、勝手にチラシを貼りつけていくような会社を信用してはいけません。

チラシに書かれた会社は実在するが買取チラシを貼っているのは全くの別会社

実際に店舗があるF.B.Sは、適正価格で買い取ってくれるまともな会社。

チラシに書かれた会社を検索してみると、どちらも中古原付バイクの買取・販売を行っており、実店舗も存在するまともな会社であることがわかりました。

そんな会社を名乗って全くの別の会社が買取のチラシを貼っていくのはなぜでしょう。その正体を次にまとめました

別の会社が買取チラシを貼る理由

安い価格で買いたたくため

魅力的な買取価格をチラシに書いておいて、実際に連絡して査定を受けてみると、○○に傷がある、エンジンがかからない、走行距離が多いなどを理由に買取価格を大幅に引き下げられるケースがあります。

売却を断ろうとしても「他では廃車費用がかかる」や「これ以上の価格で引き取ってくれるところはない」などでたらめを言って、何とか買い取ろうとする悪徳な業者も存在するようです。

盗難の目印になる

先ほど説明したように、まだ買い取り業者ならいいのですが、盗難の目印にされている可能性もあります。

どういうことかと言うと、買取チラシが貼られてからしばらく貼ったままになっていると、それは持ち主の管理が手薄か、放置されている可能性があるということになります。

反対に、貼ってもすぐに剥がされるようなら、持ち主がちゃんとバイクの管理を行っているのだと判断されます。

また数回にわたって買取チラシを貼ることで、貼った時間と剥がされた時間、貼った日にちと剥がされた日にちで、原付バイクの持ち主の行動パターンや家を留守にしている時間がわかってしまうのです。

つまり、盗難しやすい時間帯が窃盗団にばれてしまうということです。

勝手に人の敷地に入って、人の原付バイクに勝手にさわって、ほんとにあり得ないのですが、こういう人たちがいるのが現実です。

買取チラシが貼られていたらどうすればいいか

すぐに剥がす

買取チラシが貼ったままになっていては、窃盗団に「この原付バイクは管理が手薄ですよ」と教えているようなものなので、すぐに剥がしましょう。

自宅やバイクの警備を強化する

買取チラシが貼られていた時点で、あなたの大切な原付バイクが何者かに目をつけられているということです。

バイクそのものの防犯対策を強化する、自宅の警備を強化する、など何かしらの対策をとりましょう。

簡単にできる対策をまとめました。

バイクにチェーンロックをかける

原付バイクは 70~90㎏と比較的軽いので、盗難するのも簡単になってきます。

原付バイクにはバイクロックをかけておきましょう。

無造作に置かれているバイクと、バイクロックをかけてちゃんと管理してますよと思わせるバイク、どちらが狙われやすいか一目瞭然ですね。

さらに盗んだ後でロックを切断しないといけないという手間が発生するので盗難する側も盗みにくくなります。

特に太さ22㎜以上の太さが切断されにくく、また後輪にかけておくのが良いです。

前輪は車体から簡単に外すことができますが、後輪は車体から解体しなければならず、盗んだ側の手間がかかるというわけです。

駐車場にガレージチェーンをかける

ガレージチェーンをかけておくことで、敷地内への侵入が少し面倒になります。

チェーンをまたいだり、置き型タイプであれば、場所を移動させたりしなければなりません。

短時間で、人目に付かずに盗みださないといけ中、わざわざそんな家を狙おうとは思わないはずです。また上記のバイクロックと同様、防犯意識の高い家だと思わせることができます。

原付バイクの保管場所をかえる

お住いの環境で可能ならば、外から原付バイクが見えないようにしてしまうのが一番手っ取り早く、防犯性が高いですね。見えていないものは盗めませんから。

チラシに掲載されている電話番号を検索してみた

買取チラシに記載されているフリーダイヤルの電話番号を検索してみました。

するとチラシに記載されている会社ではないうえに、迷惑電話として登録されていたのです。

また電話番号から出てきた住所を地図で確認すると、バイクとは全く関係のない会社でした。

買取チラシの電話番号に実際電話してみた結果

Twitter上に買取チラシの電話番号に実際に電話をかけてみた方が結構いらっしゃったので、少し引用させていただきます。

このように実際に電話をしてみるとバイクセンターにはつながらず、理不尽な対応を受けることもあるのです。

買取チラシを貼られても電話はしない、あなたの電話番号が正体不明の会社に知られてしまうだけです。

まとめ

買取のチラシが貼られたらすぐに剥がす、電話をかけない。

盗難の目印にされている可能性があります。すぐに剥がしましょう。また電話は絶対にかけない。大切な個人情報を守りましょう。

バイクの警備を強化しよう

買取チラシを貼られている時点で何者かに目をつけられています。

原付バイクにはバイクロック、駐車場にはガレージチェーン、可能ならバイクが外から見えないように置き場所を変えるなど、防犯対策を強化しましょう。

本当に売却したいなら、自分が調べた買い取り業者に連絡を。

あなたが本当に原付バイクを売却したいと考えるなら、自分で調べてしっかりとした査定を受けて売却を検討しましょう。買取チラシに魅力的な価格が掲載されていても、その価格で引き取ってもらえる可能性は低です。

警察に相談しても実害が出ていないと動いてくれないのが現状です。あなたの大切な原付バイクはご自身の手で守りましょう。