この記事は、T.Aさんが実際に経験された内容です。
私の実家には使用していない原付バイクがあり、それを譲ってもらうことになりました。
そしてその原付バイクがなんと整備不良だったんです。
そのせいで警察に捕まり罰金を支払ったという嫌な思い出があるんですが、今回は、そんな私の経験を振り返ってお話してみます。
知らず知らずのうちに整備不良の原付バイクを譲り受けてしまった経緯
原付バイクを譲り受けたときの手続き
その原付バイクはずーっと実家にあって、バイクの持ち主は父でした。
なので、名義は父の名前。
原付バイクをもらう日に名義変更のため父と一緒に役所の税務課へ行きました。
父は譲渡証明書を記入、私は軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書を記入し、その場で同時に手続きが完了しました。(市区町村によっては、同一市区町村での名義変更であってもナンバープレートの返納や廃車手続きが必要な場合があるので注意してくださいね。)
手続きが終わって、嬉しい気持ちでテンションも上がっていたのですが・・・のちに警察に捕まってしまうんです。
捕まる原因は、今譲ってもらったこの原付バイク。
なぜ捕まったのか、その捕まったときの状況を少しお話していきますね。
テールランプ(尾灯)が整備不良だった
この原付バイクは、新車で購入し実家で5年ほど乗られていました。
でも、点検は1度も受けたことがなかったらしい。
そもそも原付バイクには法的な点検はないので、父の自己メンテナンスのみ。メンテナンスと言っても軽くチャチャっと見るって感じ。
それで5年間乗ってたみたい。
そんなゆる〜い感じの父から原付バイクを譲ってもらったので、私自身も点検やメンテナンスを特に気にすることなく乗っていました。
今思えば、5年間も乗っているのにちゃんとした点検・メンテナンスを受けていないって、怖いですよね。
特にエンジントラブルや大きな問題がなかったから乗れていたんです。
でも、その原付バイクは、譲ってもらったときにはすでにテールランプ(尾灯)が切れていたみたい。泣

原付バイクの整備不良(テールランプ切れ)で起った最悪なこと
テールランプ(尾灯)が切れていたことを知らずに、乗っていたら警察に捕まったので、これから、その日のことを話します。
警察に捕まって罰金まで払った状況
ある日の仕事の帰り道いつもどおり原付バイクで家に帰ろうとしていたのですが、一旦停止の標識がありその向こう側にパトカーが止まっているのが見えました。
「ああ、そういえば今交通安全週間だったな。」なんて思いながらいつもよりしっかりと一旦停止したのですが、なぜかパトカーが後を追ってきたのです。
そして「前の原付バイクの方止まってください!」と大きなスピーカで止められてしまいました。
何も心当たりがないけどとても不安な気持ちのまま停止。パトカーからおじさんの警察官2人、若い女性の警察官1人が降りてきました。
そこでパッと思ったのが・・・3人乗ってたんかい。ってこと。
そして、おじさんの1人が話し始めました。どこから乗って来たか、家までどのくらいか。
そして最後に「テールランプ切れてるの知ってる?」と言われました。
その時の私は恥ずかしながらテールランプなんて言葉すら聞いたことがありませんでした。
いきなりテールランプの不備を言われて動揺していたら、後ろで話を聞いていた若い女性警察官が前に出てきて、違反点数の説明があり、手続きを進めていかれました。
違反内容は、整備不良尾灯等違反。
私は、この整備不良尾灯等違反で、違反点数1点、罰金(反則金)5,000円を支払うこととなりました。最悪でした。
しかも整備不良の原付バイクなので、乗らずに帰るように言われ、押しながら歩いて帰りました。これがほんと最悪でした。
家に帰ってから「テールランプ切れ 罰金」で検索してみると、違反にはなるものの口頭注意で済むことも多いと書かれていたので、びっくり。
今思うとパトカーに乗っていた若い女性警察官は、研修中の新人さんだったように思います。
もしかして新人さんの練習台になったの!?なんて思ったりもしました。
ただ・・・違反車を運転していたのは自分なので、警察の方は悪くないんですけどね。
それからなんだかんだ今日まで一度も原付バイクには乗っていません。笑
廃車にしようか検討していて、今は自転車が愛車になっています。
原付バイクを譲ってくれた父に話してみた
後日、原付バイクの元持ち主である父に今回のことを話しました。
するとなんと、現在父が乗っているバイクのテールランプも切れていたのです!!話してよかった!
ちなみに父のバイクはもう10年ほど乗っているそうですが、一度もテールランプの交換なんてしたことないと言っていました。
父はすぐにテールランプの交換をしていました。
申し訳なさそうにする父を見てこちらまで申し訳ない気持ちになりました。
原付バイクを譲り受けた当時の私に言いたい事
私は今まで原付バイクを所持したことはなく、バイクに関する知識も全くありません。
実家に乗らない原付バイクがあると聞いて、「ラッキー!タダで原付バイクもらえる!」と軽い気持ちで譲り受けました。
その時の私に、

自分で点検・メンテナンスできないならバイク屋さんで点検してもらいなさい。
と言いたいです。
当時の私はテールランプ(尾灯)なんてもの聞いたことすらありませんでした。
無知ほど怖いものはないですよね、今ならそう思えるのですが、その時は何も感じずに原付バイクに乗っていました。
点検費用はかかってしまいますが、しっかりとメンテナンスをしておけばよかったなと思います。
きっとできませんでした。そんな状態で原付バイクに乗ってしまっていたので、いつか何かの時に警察のお世話になっていたのではないかと思います。
今回はテールランプ切れでしたが、エンジンやブレーキにトラブルが起こっていて、そのまま乗り続けていれば大きな事故に繋がったかもしれません。
小さな出費をケチって、大きな事故や損害に繋がっていては元も子もありません。
原付バイクには法的な点検が定められていないので自分で管理するしかないのです。
もし次に原付バイクを所持し、乗る機会があれば、しっかりと点検をしたうえで乗りたいと思います。
また原付バイクの交通ルールに関してももう一度確認してから運転をしようと思います。しばらくの間は、乗ることないでしょうね。
あなたの原付バイクは、どうですか?
お金がかかるから。
時間がないから。
と、面倒くさがって点検をおこたっていませんか?
そもそも、原付バイクは点検しなくても大丈夫って思い込んでいませんか?
ちゃんとしっかりとした点検に出したことありますか?
点検を面倒くさがっていたら、最悪なことがおこる可能性がありますよ。
一瞬でできることなので、今日はテールランプを確認しておきましょう。